カテゴリー
未分類

2020年 アルビレックス新潟の行方

エンブレムに記されている、翼を広げた白鳥は何処へ向かおうとしているのか。

10月15日、サッカーJ2第26節・アルビレックス新潟はホームでアビスパ福岡と対戦し1-2で敗れた。1点リードを許し迎えた後半19分、本間至恩のゴールで追いつくも、その7分後に勝ち越し点を決められ、追いつくことが出来なかった。チームにとって6試合ぶりの黒星となり、昇格圏内を行く福岡との直接対決に敗れたことで、2位との勝ち点差は12にまで広がった。

今季初の3連勝で迎えた福岡戦、これ以上ないシチュエーションだったが黒星を喫し、またしても「壁」に跳ね返された格好だ。チームの大黒柱、象徴的存在でもあるFW渡邉新太の負傷離脱からおよそ2週間、攻撃面での不安もメンバー全員で補い、逆にチームスタイルの完成度を高めてきていただけに上位相手の接戦をものに出来なかったことは痛恨の結果となった。

今季はシーズン序盤から、リーグ中位に位置し、しぶとく勝ち点を拾い続ける戦いで凌いできた。負け数はここまで6と大崩れはすることなく、上位進出を狙っているも、肝心の昇格圏チームなどには尽く勝ち点を失っている。「引きずり下ろす」までには至っていない。そして福岡戦も力負けの印象が強く、実力差が表れたとも言える内容だった。

ただ、昇格の可能性を語ることが出来たのは、この試合が終わった後までだったのかもしれない。

10月16日深夜、アルビレックスを愛するファンの想いを打ち砕くような、衝撃のニュースがネット上に発信された。

FWファビオ、さらにはペドロ・マンジーの両外国籍選手が酒気帯び運転の疑いにより書類送検される見込みだという。クラブ史上、前代未聞とも言えるこのニュースはアルビレックス新潟に携わるすべての人間にとって残念としか言いようがない出来事となり、今後、チームに及ぼす影響は決して小さくはないだろう。ファンも含め、多くのことを覚悟しなければならないはずだ。もはや、アルビレックス新潟は「昇格」の2文字はとは、別の方向を目指さなければならなくなった。

ピッチ上以外でもファンの目は届いていることを認識していなかったのだろうか。また当人だけでなく、クラブの管理、対応は本当に行き届いていたのだろうか。クラブの歴史を振り返ってみても、数えきれない程の外国籍選手の活躍により存在感を示してきただけに、複雑な思いを抱くファンも多いかもしれない。

ここ数年、アルビレックス新潟は多くの面で新体制が敷かれ、クラブの転換期の真っ只中だ。それ故、少なくない痛みも伴いながら、前に進んできている部分もあったはずだ。ただ、このような出来事は許されるべきではなく、ユニフォームを纏う資格すら、与えるべきではないだろう。返す返すも、本当に残念な出来事となってしまった。(佐藤文孝)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA