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熱戦の記憶、スポーツの魅力。

 昨年の10月、日本国内ではラグビーW杯が開催されていた。ラグビーファンは大会開幕から、また、大会途中より「にわか」と呼ばれる人々も選手の一挙手一投足に興奮し、スタンドからグラウンドへ、さらにはテレビ画面の向こうへと意識を傾け続けた。初のベスト8進出を成し遂げた日本代表の躍進、優勝国・南アフリカやイングランド、フランスなど強豪国から伝わる迫力は人々を狂喜させるほどであり、ウルグアイやサモアなど中堅国がみせるひたむきさは多くの日本人の胸を打った。

 大会途中、台風19号の日本列島直撃により、10月12日、13日に開催予定だった予選プール3試合が中止という異例の事態に。また、日本代表にとってベスト8進出を賭けた「決戦」となった、対スコットランド戦も直前まで開催が危ぶまれる等、台風という自然災害が多くの被害をもたらしたことも、強く記憶される大会となった(12日の横浜国際競技場でのフランス対イングランド戦は筆者自身もチケットを持っていた…)。

 大会から1年が経過した今日、各種スポーツメディアでは当時を振り返る特集などが多く組まれ、テレビの衛星放送でもラグビーW杯2019のゲームの放送が行われている。スポーツ好きにとって、眩い記憶がよみがえるとともに、体中の細胞が興奮と共に再び、活性化する秋を迎えている。

 実際のグラウンド上では現在、日本国内では10月から大学ラグビーが開幕、関東・関西・九州で既に熱戦が繰り広げられている。来年1月12日の全国選手権決勝へ向けて、学生ラガーマンの激しい凌ぎあいが続いていく。また、トップリーグは2021年1月16日に開幕を迎える。今年の2月、公式戦が中止となって以降、ファンは国内最高峰リーグの開催を心待ちにしてきた。秋を迎え、冬の訪れとともにいよいよ本格的な「ラグビーの季節」が到来だ。

 冬の球技といえば、バスケットボールもこの秋より、男女各種リーグ戦が開幕となっている。今年の春、こちらも新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断、再開が繰り返され、結局、シーズン途中での中止となったBリーグも現在は第3節まで消化している。今シーズンの戦いはリーグ戦の行方と共に、延期となった東京五輪へ向けて、日本代表入りを狙う選手たちのコート内での戦いや表情にも注目していきたい。

 プロ野球、Jリーグなどはもうすぐシーズン最終盤となる中で、入れ替わるようにラグビーやバスケットボールといった冬の球技スポーツの熱気が立ち上る季節となる。コロナ禍によりまだまだ人々の生活が制限されている中ではあるものの、多くの魅力あふれるスポーツの力に触れることで、心の健康を保てると感じるのは決して自分だけではないはずだ。(佐藤文孝)

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