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アルベルト監督、続投。魅力的なサッカーをこれからも。

今なお続く暗闇に、一筋の光明だ。

サッカーJ2アルビレックス新潟がアルベルト監督の来季の続投を発表した。

今シーズン、ここまでの成績が14勝14引き分け7敗の5位。目標としていたJ1昇格圏となる2位との勝ち点差が13まで開いたものの、数字以上の様々な成果をもたらしていただけに、クラブにとって今季、最大の朗報と言えるかもしれない。

折しも、先週、人事に関しての大きな発表が相次いで行われたばかり。新潟というサッカークラブを大きく変えつつあった「先導役」、是永大輔氏、さらには玉乃淳・元GMの今季限りでの退任という、激震が冷めやらぬ中での、久々のホットなニュースだ。所属選手の酒気帯び運転、そしてクラブ対応の不備といった、一連の不祥事から、サポーターにとって最悪のシナリオとも言える、是永、玉乃、アルベルトの「トロイカ体制」の完全崩壊も現実味を帯びていただけに、その一角を成す指揮官の残留はクラブの未来にとって大きな意味を持つ。

また、指揮官の連続交代という不本意なクラブ史にも終止符を打ったことも、サポーターを安堵させる要因の一つだ。2016年から昨年まで、一年、いやワンシーズンを戦い抜いた監督がおらず、毎年の様に交代が繰り返されていた。アルベルト監督契約更新は現在のクラブの方向性が健全であることを意味し、何より、来季も同じ戦い方を継続できることが強みだ。今季、上位から離れずにいることが表すように、リーグでも屈指のポテンシャルを発揮するサッカーを展開している。ボールを保持し、相手に合わせることなく、自らアクションを起こすサッカーは、結果はもとより観ているものの心も揺さぶる魅力を持っている。

繰り広げるサッカーだけでなく、その人柄もサポーターから愛される理由の一つだ。クラブ史上初のスペイン人指揮官であり、バルサ下部組織のダイレクターなど、もはや数えきれない程伝えられてきた経歴も去ることながら、人々を惹きつけるのはアルベルト監督のコメントやユニークなしぐさだ。それらはたとえ、試合やチーム練習の場に足を運べなくとも、メディアを通して充分、感じることが出来る。

確か、今年初めアルベルト監督は来日当初、こんな言葉を残している。

「2年後、皆さん(選手)はJ1に昇格しています。そして私は日本代表監督になっていることでしょう」

まるで魔法使いのようなその予言が現実となるかどうかはまだ分からない。ただ、来年もアルビを率いることで、その可能性は残されたことになることは確かだ。そして、今シーズンもまだ7試合が残されている。楽しみはこれからだ。(佐藤文孝)

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