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アイスホッケーを観に行こう。

「アイスホッケーマガジン 2020-2021 選手名鑑号」を購入した。毎年、冬が訪れる今頃になると書店で見つけ、パラパラと捲った後に、レジへと向かう。

年に一度だけ発刊される、このアイスホッケーマガジンを目にすることで、そのシーズンの氷上の戦いを想像してしまう。

日本国内におけるアイスホッケーという冬季競技は、長らくの間、「冬の時代」から移ることが出来ずにいる。特に2020年、スポーツ界の多くの団体が満足にこれまで通りの活動が出来ずにいる中、アイスホッケー界の国内トップリーグも、まさに特別なシーズンを迎えている。

例年行われてきたアジアリーグの開催がままならず、5つの国内チームによる「ジャパンカップ」を戦うこととなり、10月からシーズンは始まっている。そして、その5つのチームの中には、新規参入のチームもあり、リーグ形式と共に新たに様相を変えたのも今季の大きな特徴だ。

アジアリーグ発足以降では国内5番目となるチーム、横浜グリッツが今季より参入している。これまで、アジアリーグで戦ってきた選手に加え、社会人や大学からの選手で構成されている。新チームというだけでも、その戦いぶりなどが大きな関心を惹くことはもちろんだが、拠点が横浜であることがアイスホッケーファンにとって「好材料」だ。北海道、東北、日光をホームとする4チームに、グリッツが加わる事で、試合観戦に足を運びやすくなったことは言うまでもない。これまではシーズン中、東京での集中シリーズが頼りとなっていた関東などのファンは、定期的にグリッツのホームゲームを通して国内トップの戦いを堪能できる。

新規参入と言えば、例えば2005年、プロ野球の東北楽天やサッカーにおける各リーグへの昇格クラブなどが思い浮かぶが、新参入故、レベルの違いなどの壁に阻まれる結果が殆どだ。横浜グリッツも、11月28日現在の結果では13試合を終え未勝利と、苦しい戦いが続いている。それでも、実績のある4チームに食い下がり、ジャパンカップを舞台に選手たちがプレーを続けること自体が、日本アイスホッケー界の未来に向けても間違いなく大きな意味を持っている。チームには日本代表でもある平野裕志朗も所属し、そのプレーを間近で観られることも楽しみの一つだ。

テレビではもちろん、ネットを通してもゲームを観ることは難しい、アイスホッケー。また昨年、日本代表はオリンピック予選を戦うも敗退、またしても大舞台への切符を逃している。決して、メジャースポーツとは言えず、明るい話題も少ない競技ではあるものの、会場でのプレーの迫力は数えきれないほどの魅力に溢れている。リンクを疾走する選手たちのスピード感、激しくぶつかり合うパワー、スティックやパックを操つるテクニックを味わいに、今季は久しぶりに氷上の戦いを観に行こうと思っている。(佐藤文孝)

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