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冬の季節の本田圭佑

12月も半ばを迎える。冬に入ると、なぜか、本田圭佑が恋しくなる。

これまで本田が残してきた足跡の中で、特にインパクトの大きかったシーンが、冬の季節だったからかもしれない。

3年前の今頃にはパチューカの一員として、クラブワールドカップを戦っていた。2013年の年末には、衝撃のイタリアセリエA、ACミラン入団、「赤黒」の10番を背負った。日本人では初めてレーすることとなったロシアプレミアリーグでの日々は、極寒の中で結果を残し続けた。

そういえば、優勝を公言して臨み、ベスト16入りを果たした南アフリカワールドカップも、日本とは真逆の季節の中で行われていた。デンマーク戦、フリーキックを叩き込んだ際の両手のグローブが強く、印象に残っている。

2020年の現在も、日々、ホンダケイスケの話題が、地球の裏側から送られてくる。そのほとんどがプレーヤーとしての情報であり、一時期、頻繁に伝えられていた実業家の内容のものは聞かれなくなってきている為、どこか安堵感も覚える。

先日は、ポルトガルリーグ・ポルティモネンセ移籍の噂が流れていたものの、ボタフォゴ残留を自身のSNSで表明している。2017年にミランを退団後は、毎年の様に所属クラブが変わっている為、今回も一年の終わりに再び欧州へと舞い戻ることも考えられたが、ブラジルリーグを最後まで戦う決心を決めたようだ。

本田自身が常々、発している通り今なお、来年の東京五輪への出場を目指している。フル代表からは引退を表明したものの、オーバーエイジとしての五輪出場は目標として視野に入れており、今年3月、五輪延期が決まった際も、メンバー入りに対して前向きなコメントを残していた。

現在の本田圭佑が、五輪代表に相応しいか、チームとして機能できるかについては、答え辛いものがある。本田のプレーの質もさることながら、周囲への影響が強すぎる気がしてならない。ただ、本田の大きなモチベーションとして五輪を胸に秘め続けるのは、何らマイナスにはならないことも確かだ。昨年、僅か数試合で退団したフィテッセ、そして今年入団したボタフォゴなど、大陸を渡り続ける壮大なエネルギーとなるのならば、東京五輪という夢の舞台への階段を模索し続けることも、ケイスケホンダのメンタルを研ぎ澄ます技術の一つなのかもしれない。

だがそれ以上に、もう一つの夢の舞台、4度目となるワールドカップへの出場という夢も描いているファンも少なくないはずだ。こちらは本田自身が望まなくとも、観る側が抱く願望である。たとえ、一度は代表を去ったとしても、選出される可能性は消えてはいない。

やはり五輪よりも、2年後のカタールで代表ユニフォームを着る本田のほうが、魅力的に感じてしまう。もう一度、「頂点」を目指す本田が観たい。そして、カタールワールドカップは史上初めての12月開催だ。(佐藤文孝)

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