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徳島ヴォルティス、アビスパ福岡、J1へと挑む2021シーズン

昨年のJ2リーグを勝ち抜いてJ1昇格を果たし、2021年シーズンを新しいステージで戦うのはアビスパ福岡、徳島ヴォルティスの2チーム。何れも、過去J1に在籍経験もある両チームだ。

2020年のJ2を2位で乗り切ったアビスパ福岡は、今回が実に4度目の昇格だ。

J2リーグ創設となった1999年以降で、2005年、2010年、2015年に次いでJ1への切符を手にしている。

福岡は、まだ1部制で行われていた1996年にJFLから昇格、2001年までJ1リーグに在籍しており、これまで計9シーズンのトップカテゴリーでの最高位は、2000年の12位と、思うような成績を挙げられていない。さらに、これまで3度、J2からの昇格となった翌年のシーズンは全て残留を果たせずに、1年で降格という苦しい戦いが続いている。J2で最少失点を誇った高い守備力を維持し、今回こそJ1残留、そして定着を目指す「古豪」の戦いから目が離せない。

J2優勝を果たした徳島ヴォルティスはこれが2度目のJ1の舞台だ。前回は2014年、クラブ史上初J1を戦うも、シーズンで僅か3勝、勝ち点も14の最下位に止まり、残留はならなかった。J1参入プレーオフをリーグ4位から勝ち抜いての昇格だったが、J1では他チームとの力の差を見せつけられたシーズンだった。

2020年のJ2リーグを福岡と並ぶ勝ち点84、得失点差で上回っての優勝となったが、シーズン中盤から昇格圏内を守り続けた。昨年もJ1参入プレーオフ決定戦まで進出していることからも、就任から4年、指揮を執ってきたリカルド・ロドリゲス監督の攻撃的サッカーが完全にチームに浸透し、今シーズンも終始、完成度の高いサッカーを展開した。来季はそのロドリゲス監督がチームを離れることで、2度目となるJ1での戦いにどう影響するか、大きな注目が集まる。また、J2をともに戦った他チームより、何人もの若手選手を獲得が濃厚とみられるなど、戦力補強にも余念がない。チームとしての総合力は未知数ながらも、J1での台風の目となる可能性も小さくはないだろう。

アビスパ福岡、徳島ヴォルティスのみならず、例年、昇格チームにとってJ1の壁は高く、跳ね返され続けてきた印象だ。さらには、2021年シーズンは4チームが降格を味わうこととなり、下位クラブには極めて厳しい戦いが強いられるだろう。また、来季への開幕までの期間も短い今オフ、J1の戦いに向けどれだけチーム力を高められるかが、今まで以上に重要となることは間違いなさそうだ。(佐藤文孝)

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