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悔しさを原動力に。丸佳浩と巨人の逆襲への新シーズン。

丸佳浩は巨人のユニフォームを着て3年目を迎える。昨年、一昨年と全試合出場を果たし、タイトルこそないものの、打撃成績は何れもリーグ上位に名を連ねるなど、カープ時代同様の打棒を揮い続けてきた。

さらに巨人のリーグ連覇にも貢献し、個人として5年連続でシリーズに出場するなど、攻守に渡りその存在感を増し続けている。

ただ、昨年の日本シリーズでは4試合で12打席に立ち、安打は僅かに2本。初戦では好機にボール球に手を出し凡打に終わったことで、シリーズの流れを失ったとも言われ、坂本、岡本らとともに主軸としての奮起も期待されたが、ホークス投手陣の前に最後まで快音は聞かれることはなかった。

誰もが認める球界屈指の打者でありながらも、未だ日本一を手にしておらず、ここ2年は4連敗でパ・王者の前に屈している。当然の如く、中心打者である丸には批判が集中したことは想像に難くない。

さらに、7年連続でシリーズ敗退という、パ・リーグに圧倒され続けている現実を突きつけられる中、リーグ間の実力差、さらにはセ・リーグの質を問うファンの声も聞かれた。巨人のみならず、セ6球団のファンにとっては気分のいい話題ではないのは明らかだ。何より、その責任を強く感じているのが丸自身ではないだろうか。

原ジャイアンツを中心に、セ・リーグにも指名打者制導入案などの話題が躍ったものの、今季も現行のまま、シーズンを迎えるだろう。丸移籍以降、シーズンでは連覇を果たすなど名門らしい強さをみせつつも、オフを笑って迎える為には、やはり選手権タイトル奪還が至上命題となる。

チームは昨年末にFAでの新戦力として、DeNAから梶谷隆幸、井納翔一を獲得した。いずれも実績のあるプレイヤーであり、丸の加入以来となる3シーズンぶりのFA入団だ。巨人への移籍という「重圧」に打ち勝った丸と同様の活躍が期待される。また先日、丸は同級生である菅野智之とともに日本一を誓ったことが伝えられている。今季のメジャー移籍を断念し、巨人で戦うことを決めた際に連絡を受けたという。新シーズンも共にジャイアンツの主力としての期待が大きい両者だからこそ、丸の「心強いと思った」という言葉は紛れもない本音だろう。

共にリーグを沸かせてきた盟友と共に挑む新シーズン。リーグ3連覇、そしてパ・リーグ打倒に向け、ジャイアンツの逆襲の原動力となれるか。新しい時代の背番号8を背負い、悔しさを誰よりも知る丸佳浩こそ、今シーズンのカギを握っているような気がしてならない。(佐藤文孝)

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