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ジュビロ磐田、現状を打ち破る、若きプレーヤーへの期待。

ジュビロ磐田がひと際、賑やかな話題に包まれている。

クラブOBの中山雅史が今季より、トップチームコーチに就任、18日の今シーズン初の全体練習で「現場復帰」を果たしている。グラウンド上では早速、若手やベテラン等、多くの所属選手たちにアドバイスを送っているという。お馴染みの現役時から明るい性格は変わっておらず、指導者となってもムードメーカーぶりを発揮している姿が目に浮かぶ。果たして、日本サッカー界のレジェンドの加入はジュビロを救う、「切り札」となれるだろうか。

かつて、アジアチャンピオンにも君臨し、Jリーグ屈指の強豪クラブだったが、ここ数年はタイトルはおろか、トップカテゴリーであるJ1の舞台への復帰、そして定着を目標に掲げている。決して簡単ではない、その目標の実現に向け、近年はクラブOB、さらにはベテランプレーヤーの加入が目立っている。

指揮官は2000年代初めの「黄金期」を率いた鈴木政一監督が昨季途中より就任、コーチングスタッフも中山氏をはじめ、クラブOBの名が並ぶ。

また、プレーヤーでも昨シーズン途中にはガンバ大阪より、ベテラン遠藤保仁が期限付き移籍で加入、下位に低迷していたチームを牽引し、大きな話題となった。今月で41歳を迎える遠藤は引き続きジュビロで戦うことになり、フィールドを統率する存在となりそうだ。さらに、2021シーズンの注目の移籍選手として、横浜Fマリノスから大津祐樹の加入が発表されている。

クラブに強い影響力を持つOBやベテラン選手の存在は、シーズンを戦う上で重要となるのは言うまでもないだろう。早期に立て直しを図るためには、実績のある指導者、選手が求められることも確かだ。

一方で、J2での戦いから抜け出せず、大きな転換期でもある現在は新たな、若き戦力の奮起も不可欠。近年、ジュビロ磐田というクラブは選手、フロントと、いずれも前面に出る顔触れに、フレッシュさが物足りないような気がしてならない。

低迷が続くクラブの流れを変える力を秘めた、はじけるような躍動感が伝わる若手プレーヤーが多くいると信じたい。そして、栄光の歴史を知る大物たちからクラブの伝統を引き継ぎ、自らが主役と名乗りを上げる、新たな選手の出現こそ、低迷を打破するために必要な要素だ。

中でも、今年で24歳となる五輪世代、小川航基は、その筆頭ではないだろうか。

かつて同じく背番号9を背負い、ゴールを奪い続けたレジェンドのもと、ストライカーとしての嗅覚、得点感覚をさらに磨き上げることで、J1復帰への原動力となれるはずだ。殻を破る時は、来た。(佐藤文孝)

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