カテゴリー
未分類

「日本一を獲りに行く」田中将大、日本復帰。力強い決意を込めて。

田中将大が東北楽天の背番号18を再び、背負う。

8シーズン振りとなる日本復帰は、メジャーでさらに成長を遂げ、経験を重ねた田中将大のスケールの大きなピッチングを目の当たりにできるという幸運と、幸福感を感じずにはいられない。

今は亡き名将から、「マー君」と呼ばれていたルーキー時。記録を改めてみると、既にその怪物ぶりが記されている。11勝を挙げたこの年、実にワンシーズンで196個の奪三振を記録している。日本一を達成した、2013年の24勝0敗という数字も驚異的であるが、高卒新人で200個に迫る三振を打者から奪ったことは、圧巻という他ない。

また、振り返ると、入団1年目から先発ローテーションに組み込まれた中で、まるでそれが当たり前の様に感じられるほど、ソフトバンクホークス戦での先発が多かったことも思い出される。当時、パ・リーグでも強打を誇り、毎年の様に優勝候補に挙げられていた鷹軍団と対峙することで「逸材」は真のプロフェッショナルへと磨かれていった。

興味深いのは、今季から新たに就任した石井一久新監督との関係性だ。共に、日本国内ではトップを極め、米球界を知る両者ではあるが、メジャーより帰還したばかりの田中将大の「手綱」を握るのは若き指揮官だ。田中自身が石井監督とどのように接し、また起用する側も、田中に対し、登板間隔などどれだけ投げやすい環境を整えられるかが、一つの見所となるだろう。

さらに、田中への期待が膨らむのは他に、選手という立場を越え、楽天先発投手陣に対し技術、知識を浸透できるかだ。30歳を過ぎるまでメジャーにも在籍したことで、その存在からくる影響力が小さくないことは明らかだ。昨シーズン復活を遂げた涌井、ベテランの岸、再びチームメイトとなる則本、またここ数年、起用法が目まぐるしく変化した松井裕樹なども含め、「化学反応」が起こることもシーズンを通して注目を集める。

「本気で日本一を獲りに行きたい」

復帰会見で語ったこの言葉は、楽天ファンにとってこれ以上ないほどの力強い意志表明だ。そして、他球団にとってはかつてない程の脅威として捉えられても不思議ではない。同じく会見では五輪への強い想いや「まだアメリカでやり残したこともある」とも語っており、決して今回の復帰がキャリアの最後でないとも感じ取れる。

まだ32歳、心身ともに自信に満ちた「神の子」の日本復帰1年目はどれだけのインパクトを残すか、野球ファンにとっては大きな楽しみに包まれるシーズンになる。(佐藤文孝)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA