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西武ライオンズ、豪打復活への期待。

埼玉西武ライオンズは昨季、リーグ3連覇を目指すも開幕から低迷が続き、レギュラーシーズンを3位で終えた。雪辱を期す2021年は、打撃陣での「再生」がキーワードとなるだろう。

今や、新しい「球界の盟主」にまで登り詰めた福岡ソフトバンクホークスに対抗するためには、何よりも主軸の復活が求められる。昨年のチーム打率.238はリーグ5位と、一昨年までと比較して大きく迫力を欠いている。特に、主力打者の多くが不振に喘いだことが深刻だった。

「山賊打線」と呼ばれるほどの破壊力を示してきた打撃陣の中心を担っていた、山川穂高、同じくクリーンナップを構成するベテランの中村剛也が揃って、大きく成績を落としたことが響いたことは間違いない。

山川は昨年6月の開幕時こそ、持ち前の打棒を発揮したものの、夏から秋にかけて快音が聞かれなくなり、10月31日には右足首治療のため登録を抹消されている。そのまま、復帰することなくシーズンを終え、本塁打数24、73打点を挙げるも、打率はリーグ最下位の.205にとどまった。現在行われている春季キャンプでも、負傷の影響から主力組には入らずに調整を行っている。昨年10月以来の実戦となった阪神との練習試合では適時打を放つなど結果を残し「内容を高めていきたい」とコメント。今キャンプでは打撃フォームの変更も行い、今週中には主力組への合流も見込まれている。ペナント奪還のために不可欠な主砲の再起へ向け、シーズンを本格的に見据える段階に入った。

長年にわたりライオンズ「顔」のとして活躍を続け、今季20年目の中村への期待も絶大だ。一昨年は30本塁打を記録、123打点で打点王にも輝くなど、年齢を感じさせない力強さを披露するも、昨シーズンは死球による戦線離脱もあり、9本塁打、31打点と数字は急降下する。新たなシーズンへの意気込みを「キャリアハイを目指す」と語っており、シーズン中で38歳を迎えるも、通算424本塁打を誇る長打力は今なお健在、好調を維持すれば再び打線の主軸となれるはずだ。現在は左ふくらはぎ痛によるリハビリを続けており、月末の2軍キャンプ合流を目指す。

他球団を圧倒し、脅威となり続けてきた西武打線を象徴する存在である、山川、中村の復活なくして、ライオンズのリーグ制覇は考えられない。パ覇者のソフトバンクの強さに対抗するためには、もう一度チームカラーである豪打を取り戻し、打ち勝つ野球を続けていく必要がある。それにより、古くから伝わるライオンズ打線の「格」を後世に伝えることにも繋がっていくはずだ。

リーグを代表するスラッガー2人に率いられ、「令和の野武士軍団」は、今季、再び球界を席巻する。(佐藤文孝)

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